|親なきあとの漠然とした不安とは

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漠然とした不安

 私は、「知的障害がある子の親は、漠然とした不安がついて回っている」、とよく聞きます。そこで、ここでは「親なきあとの不安」として何があるか、整理してみましょう。

1.まず、一番は、知的障害がある子どもの将来のことです。

「親なきあと」どうなるのだろう? どうしたらいいのだろう!

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B.障害基礎年金の申請は難しいのか?

C.残すお金をどうやって貯金しておこうか?

D.子どもの生活の場の確保は、大丈夫か?

E.最終的に誰が看てくれるのだろうか?

ここで「親なきあと」の始期はいつになるのだろう?と疑問を持った方はこちらのページへ 

2.二番目は、親自身が高齢になった、認知症になった、ことを想定した場合、事前に誰にどこまで子どものことを頼んでいたらよいか分からない

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B.兄弟姉妹がいない。頼める親族もいない。成年後見制度を知りたい!

C.子どもと親自身にも後見人が必要となるのだろうか?

ここで「成年後見制度」について、知りたい方はこちらのページへ 

3.三番目は、自分の親が長期入院した、認知症になった、ことを想定した場合、親と子どもを同時に看れない

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A.時間的に、体力的に、子どもの世話だけで手一杯である

B.親の入院費または施設入所費用について不安がある

C.先を見据え、子どもに対する成年後見制度の法定後見の申立てをすべきかどうか判断がつかない

|親なきあとの課題

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 漠然とした不安や悩みを整理すると、以下のように課題をまとめることができます。

 

 なお、1項と 2項の内容は共通事項であり、3項は個別事項となります。話し合う内容も各親族間の
 環境で別個の課題が生じます。

1.将来子どもが困らないために、必要なお金を貯える仕組みを考える

2.生活の場を確保するために、常に地域情報の収集に努める

3.世代にまたがる親族間の立ち位置(役割)について、一度親族内で話し合う場を持つ

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B.家族信託の仕組みや遺言代用信託等の銀行商品について、知識を習得する

C.市区町村のHPから生活の場となる福祉施設グループホームの実態状況を常に把握する

D.親自身が子どもの世話ができなくなることを想定した対策案を講ずる

E.誰が自分の親を世話をするのか、または役割分担を前もって決めておくことが重要である

ここで「家族信託の仕組み」「遺言代用信託」の概要について、知りたい方はこちらのページへ <img src= 只今準備中


|親あるあいだにやるべきこと

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 課題を確認できたことにより、親自身が元気なうちに、やるべきことが明確になりました。あとは実行するだけです。

 

 誰しも高齢になるにつれ体力がなくなります。親自身も体が動くうちに旅行などをして、人生をちょっとだけ楽しむ考え方も必要と考えます。

 

 目に見えないストレスを解消することも、自身の認知症予防につながる対策です。

 

★ 親あるあいだにやるべきこと

<img src=財産管理ができる仕組みを作る(家族信託・遺言代用信託・特定贈与信託・障害者扶養共済制度など)

<img src=これから先、親自身が子どもの面倒を看られない状態(認知症、長期入院)になってしなったことに対する対抗策 として、任意後見制度を活用しておく

<img src=親自身が子どもの面倒を看られなくなったら、子どもに対する法定後見の申立てをしてもらう態勢を整えておく

<img src=成年後見制度を活用することにより生ずる費用相当額を確保すること

<img src=常日頃から、居住地域社会と接点を持ち、いざという時に手助けを得られるようお付き合いをすること

 

★ 障害基礎年金の申請前にやるべきこと

1.障害基礎年金の申請をする事前準備として、以下の資料に目を通す

2.申請書類の中で、「医師の診断書」と「申立書」が重要な書類となる

3.ついては、B項とC項の資料を熟読する必要がある

4.申請内容を理解した上で、市区町村申請窓口または障害年金を専門としている社会保険労務士への無料相談を訪ね、より理解を深める

5.理解しても時間的に申請書類を自ら作成できない場合は、社会保険労務士へ依頼する

6.受給できるか否か自分で判断できない場合は、社会保険労務士へ相談の上、依頼する

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A.「精神の障害に係わる等級判定ガイドライン」

B.国民年金・厚生年金の障害年金の診断書を作成する医師の皆様へ「障害年金の診断書(精神の障害用)記載要領」〜記載にあたって留意していただきたいポイント〜

C.「病歴・就労状況等申立書」の記載見本

D.「日常生活及び就労に関する状況について(照会)」

*上記すべての資料は<img src=「日本年金機構のHP」で確認できる。


|制度や仕組みを活用し、悩みや不安の80%を解消できるアドバイザー

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将来、誰が子どもを看てくれるの? 90分で分かる!漠然とした不安を解消する方法と仕組み

行政書士星野泰秀事務所代表 特定行政書士
1958年 旧浦和市生まれ さいたま市南区在住

 法令に基づく各種制度や仕組みを活用することにより、将来に対する漠然とした悩みや不安を解消できることができます。制度や仕組みを知らないで、家族で悩んでいてもことは解決しません。
 私は、知的障害がある子どもの親御さんの悩みや不安、心配事を解消すべく術をベースに、無料個別相談や勉強会講師などを行い不安等を解消している。

 

 ただし、実際はどの事案も不安100%解消には至っていないと考えている。それは、制度や仕組みが既製品であり、自分の暮らしに関する悩みを100%解消できるようなオーダー発注ができないからである。自分に合った既製品を適用したり、または既製品を複数組み合わせることで、80%の満足度で悩みや不安を解消することとなるのである。

 

 あとの20%については、その後の生活環境や状況および当事者間のその立場や考え方の変動によって左右され、それにより悩みや不安が解消されるか、逆に不安が寄り増すかはその後の状況次第となる。増えた場合は、改めて仕組みづくりが必要となる。

 

 私の知人に知的障害がある子どもを持つ親がいる。その子の療育手帳等級はAである。20歳から申請できる障害基礎年金のこと、生活場の確保のこと、将来の経済面のこと、成年後見制度のこと、そして相続関係のこと等々今から考えておくことがたくさんある。

 

 私は、自分のことと置き換え、漠然とした悩みや不安等を解消できる術を構築し、無料個別相談や勉強会講師等で説明をしている。

「具体的な事例を示してもらい、今までで一番分かりやすかった。」

「きょうだいに負担をかけたくなかったので、制度や仕組みを利用できるようにこれから勉強をしたい。」

「家族間での話し合いが将来のために必要なんだと考えさせられた。」

「自分たち親がしっかりしているうちに、各種手続きをしなければいけないと考えさせられた。」

などの声が多く寄せられ、漠然とした悩みや不安が80%は解消(整理)されたものと思っている。

 

 私は、最後に親御さんたちにお話しすることが一つある。それは、

「普段は何かと忙しく気が休まらない毎日でしょう。だからなおさらのこと、親御さんが元気なうちに人生一回だけのプチ贅沢ができるよう、早めに制度や仕組みを理解し、親御さん自身の人生をも考慮した生活設計をしましょう」と。

「90分で分かる!漠然とした不安を解消する方法と仕組み」をアドバイスします。


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さいたま市南区根岸3-24-1

(事務所と自宅は別です)

行政書士星野泰秀事務所

(敷地内東側に駐車場あり)

*事務所入り口は、北側(八百屋さん側)にあります。

電話 048-863-0488 (平日9:00〜17:00)

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*留守番コールであった場合は、要件等伝言を残して下さい。

こちらから折り返し電話いたします。

FAX  048−767−4110
(24時間受付)

<アクセス>

JR南浦和駅西口徒歩13分(約1km)

さいたま市文化センター近くのロイヤルホストの後ろ100m

 (事務所敷地内に駐車場あり)